タナゴとともに…

タナゴを中心とした日本産淡水魚の混泳飼育日誌を書いています

水草追加

今日お盆休みに採取した魚のうち、1匹だけ日淡水草水槽へ移しました。


この1匹だけ採取時から他よりひとまわり大きかったのですが、全長も25mmくらいになり本水槽へ入れても問題ないだろうと判断しました。
結局種類はわからないままです。
august999さんのアドバイスもあり、モツゴかなぁと漠然と考えていますが…
メダカも結構大きいのがいるのですが、上層にいる魚はオーバーフローからウールボックスに落ちる可能性があるので十分大きくなってからかなと思っています。
(アカヒレは落ちないのですが、メダカは何故か落ちるような気がします)


水草についてですが、方針転換というわけではありませんが、水槽の後背面や側面付近には有茎草を植えてみたいとふと思ったので、近所のショップで2種類ほど買ってみました。
ひとつはアマゾンチドメグサで我が家にはない種類ですし、存在感ありすぎのエキノドルスの印象を少し和らげるかなと思いました。

逆に存在が消えすぎてしまったかもしれません。


もうひとつは店頭では「ロザエ ホリア グリーン レインキー」と書いていました。
うーん、聞いたことないけど、葉の大きさとかちょうど良いかもということで買ってみました。

帰ってから「世界の水草728種図鑑」で確認してみましたが、同名の水草はなく、グリーンレインキーとも少し違う気がします。
図鑑には載っていませんが、「アルテルナンテラ・ロザエフォリア」というのもあるらしいですね。
ということでアルテルナンテラの一種と呼ぶことにします。
流木の後ろを隠せるぐらい成長して欲しいですね。

餌の与え方(その2)

餌の与え方でも書いたように日淡魚全体に餌が行渡るように工夫して2ヶ月以上が経ちました。
成果としては左のギンブナが右のようになりました。



工夫といっても単純で底生のギンブナやドジョウにも十分餌が届くように水作プロホースの筒の中を通して餌を送り込んでいます。
イカワやタナゴは底まで餌を食べにくるので特に問題ありません。
ただし、昔のテラリウム水槽から来たアカヒレには餌が行かなくなってしまうため、アカヒレの分だけは指で水面へ与えています。


また、特別な餌の与え方をしている生体が他にもいます。
それは、二枚貝です。
ずいぶん前に買った貝用のフードで「かいまんま」というのがあるのですが、本来この餌は飼育水槽とは別にプラケなどに飼育水でかいまんまを溶いた臨時水槽を設けてしばらく二枚貝を入れておく必要がありました。
たぶん餌が腐敗しやすくとても直接飼育水槽に入れることができないからだと思います。
(いつもプラケ内面がどろどろになりました)
この方法は餌の濃度のコントロールがしやすいので、濃度が濃すぎて二枚貝が偽糞として体外へ排出してしまうのを避けることはできるかもしれませんが、平日会社から帰宅してから夜間行うには面倒であり、定期的に実施するのが難しかったのです。


そこで、本水槽で直接餌を与えられないかと思って考えたのが、下の道具です。

材料はほとんどアクアグッズからの流用で、トット バブルストッパーの細パイプにシリコンチューブをつないで、反対側はスポイトと接続します。
この細パイプではガラス蓋をした状態で二枚貝までパイプの先が届かないため、スドー エデニックシェルトV2の吸水側パイプで細パイプのガイドを行っています。

実際には上のように細パイプの先端を二枚貝が水を吸い込んでいる部分へもっていきスポイト押すとちょろちょろっと餌が吸い込まれます。
ただ、実際には細パイプの先端からスポイトまでの距離が長すぎるせいか、最初スポイトで吸い上げてもすぐ抜けてしまうため、何度も繰り返さなければならず、いまひとつでした。


いまのところこの状態なのですが、ひとつ希望が見えてきました。
残念ながらブログを一休みされるcoryvirusさんがプレゼント企画をされており、あるグッズをいただける運びとなりました。
おそらくこれでうまくいくと思いますので、また続きを書きたいと思います。

金魚水槽のコケ対策

息子たちが幼稚園の夕涼み会で小赤を3匹ずつ掬ってきました。
自分たちでしっかり世話したいということで、小さいですが水槽を2つ準備しました。


水量が少ないので難易度が高いですが(特に次男は3歳)、息子たち頑張ってね!


現在の金魚水槽は桃子(福ダルマの素白)、サラサ琉金、青文魚、茶金、ブリストル朱文金x2、小赤(金魚掬いから1年)x4、ピットブルプレコ、石巻貝のメンバーです。
残念ながら、口が閉じてしまったブリストル朱文金は☆となってしまいましたが、残った2匹は体長40mmくらい、小赤やピットブルプレコは60mmくらい、残りはそれ以上といった感じでよく成長しています。
金魚の成長がいいのは当然としても、特筆すべきはピットブルプレコの成長速度です。
日淡水草水槽へ2匹、金魚水槽へ1匹、同時に入れましたが、体長で1.5倍くらい差が出ています(存在感はそれ以上!)。
原因は餌のコケが豊富であるからに間違いはありませんが、私としてはピットブルプレコはオススメのコケ取り生物です。


そのコケですが、日淡水草水槽の方も魚が多く餌も多目のため、黒髭ゴケに悩まされていますが、金魚水槽はもっと酷いです。
初めは金魚「水草」水槽と名乗って両立を目指していました(諦めたわけではありません)が、黒髭ゴケが酷いのでピグミーチェーンサジタリアは撤去してしまい、現在はミクロソリウムナローリーフの大株と、アヌビアス・ナナ流木のみとなってしまいました。


黒髭ゴケは比較して成長の早いミクロソリウムよりも、アヌビアス・ナナに良くつきます(どんぐりの背比べですが…)。
今までは黒髭ゴケが酷くなると葉をカットして対応していましたが、最近は特に成長が遅く、葉がなくなりそうです。
そこで今回の水換えから流木をベランダへ出して食酢を霧吹きしてみることにしました。

今回は2倍に希釈してみましたが、もっと濃くても良さそうです。
今まで水草に手を抜き過ぎていた金魚水槽ですが、もう少しまめなメンテナンスに心掛けたいと思います。

お盆ガサガサ

先日のブリストル朱文金の引越しで検疫水槽の準備も万端ということで、お盆ガサガサに行ってきました。
とは言ってもガサガサがメインではなく、お墓参りの集合時間よりも少しだけ早く現地に行き、正味1時間くらいお墓周辺の田んぼの灌漑用水路でガサガサ気分を味わいさせてもらう程度です。
家族はレジャーシートを岸に広げて待ってていただき、私は長靴に履き替えるのみでほとんど岸からタモ網に追い込む程度で、家族に言わせるとへっぴり腰でかなり格好悪いそうです(笑)。
妻は虫などが大変苦手で、普段は家で飼育している魚以外はほとんど接していない子供達にはバッタやカエル、オタマジャクシ、アメンボ等々色々な生き物に触れる機会を作れたのは良かったなと思います。


フィールドでの写真は撮っておらず、検疫水槽での水合わせ中の写真ですが、今年の成果になります。
昨年はクロメダカのみだったので、今年もそうかと思っていましたが、この用水路には少なくとも3種類ほどいるようです。

まず、中央のクロメダカ以外に2匹だけ背鰭に黒斑のあるおそらくタイバラがいました。
ここまではなんとなく合っていそうな気がしますが、

クロメダカと僅差で最も数が多かったのはこの魚で、水合わせ後落ち着いてくると体側に1本の黒いラインが明瞭になってきました。
初めはモロコかなとも思ったのですが、カワムツのような気もしてくるし…
体長が10〜20mmの稚魚なのですが、さっぱり分からないですね。
何者なのかはっきりするのが楽しみですが、とんと見当違いだったりして…

引越し

昨日から夏休みです。
勤務先が工場系なので、正月と盆は長い休暇となるのですが、世の中もまた休暇のため遠出の計画は立てていません。
(連休にしたしわ寄せの出勤日が憂鬱です)
休みだと子供を寝かしつけながら自分自身が寝なければ、色々魚のことをできるのが嬉しいですね。


お題の引越しですが、ずっとスペアタンクで薬浴していたブリストル朱文金3匹を金魚水槽へ引っ越すこととしました。


写真左の1匹目は病気のせいで尾びれが溶けてしまった黒目のブリストル君です。
病気は完治しているのですが、うまく尾びれがハート型に復活してくれるでしょうか?
また右の2匹目は鉄色のブリストル君です。
この子は病気には罹っていませんが、成長が他よりも鈍く、浮き袋の使い方に問題があるように見えるのがちょっと気がかりですが、この鉄色は渋いです。
最後はあえて写真を撮っていませんが、上唇が腫れてしまう症状の子です。

先住の皆さんよろしくお願いしますね


一方、空いた予備水槽の方はというと、明日お墓参りに行く予定なので恒例の墓参りガサをしようかと画策しています。
まあ、ガサ自体が確実にできるわけでもないので過度の期待は禁物ですが、空回し状態で仲間の到着を待っています。

待ってみるもんだ…

まずはアクアとは全然関係のない話から…
先週、家族で横浜のわんこそば たち花へ行き、盛岡名物わんこそばにチャレンジしてきました。
実は去年に続き2度目のチャレンジで初めて男性の目標の100杯を達成し、達成者ノートに記名することができました(記録は105杯)。
これがどのくらいの量になるかというと、わんこそば15杯が盛りそば1枚に相当するのでちょうど7枚ぶんです。
最高記録は400杯を超えるそうで、頑張ったけどかなりへなちょこです。
驚くべきは妻と長男で、妻は初参戦にて女性の目標80杯をクリアしてしまい、長男も6歳ながら50杯くらい食べてました。
(誤解のないように書いておくと、妻は普段は全然食べないです)


水槽の方はというと、最近は水換えでもしないと水草の写真を撮ることもしなくなり、というか照明点灯中に帰れないので放置状態でした。
一昨日の夜、水換えしないとポンプにエアが噛みそうなほど濾過槽の水位が減ってしまったので、丸々1ヶ月ぶりに水換えしました。
そういえば、殺菌灯と冷却ファン、それぞれ少しずつですが効果が実感できるようになりました。
まず、殺菌灯は飼育水の透明度が確実に上がったように感じられます。
また、冷却ファンの方は、水温がキャビネット内温度+1℃弱くらいまで下がったので、ポンプの温度上昇分は冷却できているのかなと思います。


横道から戻って、水換えしたのですが、今回はその前にスイッチ付テーブルタップにテプラで名前を付ける作業をしました。


なにも午前様で帰ってからすることでもないのですが、この水槽も装備が揃ってきてタップが全て埋まってしまい、メンテナンスの間隔も空いてしまって忘れ気味なので…
で、水換えを1/3程度抜いて、黒髭さんがついたボルビティスのトリミングをしながらふと見ると、

少し前にレッドタイガーロータスの新芽を見たことを書きましたが、まさか丸坊主だったアポノゲドン・ウルバセウスまで復活するとは驚きでした。
早合点して抜いてしまわずに、気長に待ってみるものですね。

待ってみるといえば、これまた枯れる寸前まで行ったクリプトコリネ・ポンテデフォリアも復活してきました。
こちらは詳しく観察もしていないし、調べてもいないのですが、葉が砂に埋まっているぞと思うと実はそれが地下茎で増えていくように見えますね(ろくに観察もしていないので間違えていたらゴメンナサイ)。

というわけで久しぶりの水換えをしましたが、2週間くらい前からエキノドルス・レッドスペシャルの新芽の赤味が薄くなってきてしまっているので、クリプトの周囲を含めてアクアフローラとカリ・鉄系の底床肥料の追肥をしました。
もっとタイムリーに適切な肥料を追肥しないと…ですね。

水温33℃

水温33℃。これが日淡水草水槽の今の水温です。
室温から5℃、キャビネット内温度から3℃高い数値です。
同じリビングの金魚水槽が30℃弱ですから、かなりの異常値です。
よくこれで高温に弱いとされる日淡魚や水草が大丈夫だなと私も思うくらいで、溶存酸素量が多くなるオーバーフローシステムにたぶん助けられているのだと思います。

狙っていた作戦が大失敗

実は無策のままここまで来てしまったわけではありません。
日淡水槽の水温上昇に主な熱源は、

  • 水中ポンプ(エーハイム1260)
  • 蛍光灯(アクシーツイン36Wx4灯)
  • 最初の作戦時にはありませんが、殺菌灯とイーロカポンプも熱源となるでしょう

であるので、無策だとキャビネット内温度+2℃くらいになることは把握していました。
そして色々と考えた末の結論が「オーバーフローシステムをうまく利用した気化熱式冷却法」でした。
イメージはこんな感じです。


オーバーフローシステムはポンプで汲み上げた水が溢れて濾過槽に落ちてくるだけのシステムのため、濾過槽と本水槽は空気も十分に行き来することが可能です。
濾過槽をうまく密閉して、ポンプ付近からうまく空気を送り込むことができれば、図の青いラインが示すように濾過槽を逆流した空気はウールボックスを通過して、排水パイプを通って本水槽へたどり着き、ガラス蓋の開口部2箇所から排気できるだろうと考えました。

こうすると、非常に大きな水との接触面積が確保できるので、蒸発は激しいでしょうが、キャビネット内温度と同等ぐらいまでは下げられるのではないかと考えました。
早速、市販のスポットファンを写真のように改造して設置してみました。

ですが、設置から一晩あけた翌日の朝、キャビネット内の温湿度計を見ると、
「湿度85%」。
濾過槽部分もメンテナンスがある以上、完全に密閉することができずキャビネット内に湿気が残ってしまったのだと思います。
これでは送風する空気の湿度が高いのでほとんど気化しないのではないでしょうか。

キャビネット内の換気

というわけで、キャビネット内の換気をどうするかを考え始めたのが今月初めです。
何故、我が家のキャビネット内に湿気がこもるかというと、この水槽、実は設置時に致命的な失敗をしています。
キャビネットを壁に近付け過ぎてしまい、指1本分も通れないほどになってしまいました。
いまさら動かすこともできず、指一本通らない隙間にどうやって風を送るか3週間考えた結果、やっと思いついたのが、


昨年活躍したクロスフローファンを使用してキャビネットと壁の隙間をスポンジで埋めるようにして漏れを防いだ結果、流量は少ないながらも確実にキャビネット内の空気を排気することができるようになりました。
元々PC用の冷却ファンなので以前はPC用の電源ユニットを使用していましたが、さすがに大きすぎるのでコンパクトなDC12V出力のAVRを使うことにしました。
(定格電流1Aの20%なので発熱的にも問題ないと思います)
本当は冷却能力の検証をしたいところですが、まずはキャビネット内湿度に注目したいと思います。


寝ぼけて一部変な文章がありましたので修正しました(2008/7/25)