タナゴとともに…

タナゴを中心とした日本産淡水魚の混泳飼育日誌を書いています

誕生日のプレゼント

私自身の体力回復で終わってしまったお盆休みでしたが、久しぶり(実に8ヶ月ぶり)にアクアらしきことができました。
近況としては金魚水槽ですらまともに維持できなくなり、システムを単純(エアリフト濾過・ほぼベアタンク)にして息子達に管理を頼むことにし、私自身はOF濾過で数ヶ月の放置が可能な日淡水草水槽の水足しと餌やりを朝仕事に出掛ける前に細々と続ける生活になっていました。
今まで溜め込んだ道具があるため、電気代と水道代以外にはほとんど出費がない状態でしたが、それでも餌は無くなってしまうので2ヶ月ほど前に久々に近所のショップへ出掛けました。
そこで円柱水槽と専用スタンドに出会い、これは欲しいなと思ったのですが、そのショップでは非売品扱いでしたし、維持できる気もしなかったので諦めました。


これがその水槽です。
それからひと月経ってすっかり忘れていたのですが、ある日帰ると家にその水槽が置いてあったのでビックリしました。
話を聞くとガーデニングショップでたまたま見掛けたらしく、誕生日のプレゼントにと妻と息子で一生懸命持って帰って来てくれたのです。


お盆休みも何とか取れたので早速レイアウトしたいのですが、この水槽には三つほど課題がありました。

それはスタンドの歪みと転倒防止対策、それと水槽を載せる場所です。
このスタンド、材質は正確にわかりませんが、曲げたフレームを溶接しています。
我が家に来た当初、水槽に水を入れたくなくなるくらい傾いていまして、家具のがたつきを調整する要領で新聞紙をたたんで噛ませようかとも思ったのですが、フレーム自体もL字やコの字にして強度を持たせているわけではないので、手で「エィ!」と曲げたらなんとなく修正できたので良しとしました。
水槽についても日本メーカの「水槽は平らな場所に設置しましょう」が信じられない3点(正確には点ではなく線)支えで、水槽自身も気泡が入っているので円形の板でも調達しようかと思ったのですが、結局はウレタンスポンジを挟む程度にしました。
残りのひとつは前出のふたつのように手を抜けるものではありません。
写真のように明らかに頭でっかちでしかも体であるスタンドよりも頭である水槽が重いときています。
たぶんこれがアクアショップで売らなかった理由なのではないでしょうか。
フローリングの床に脚を固定する方法は木ねじ程度では抜ける気がするので、重心に近い水槽付近で電話台に針金で固定することにしました。



濾過については無しにしようかとも考えたのですが、どんよりした感じになるのは避けたかったのと、私自身としては初めて本格的に水草優先にしたかったこともあり、

  • 水中ポンプ式の底面濾過方式(一応CO2添加も考えた)
  • プロジェクトソイルエクセル(実ははじめてのソイル)
  • 20wの小型ヒータ(初めて熱帯魚に手を出しました)

のシステムにしました。
レイアウトについては、

にしましたが、ソイル内に枝流木の付根が埋まっており、思った以上に植えるスペースがなかったのが失敗でした。


生体は初めて熱帯魚に手を出し、アフリカンランプアイ30匹とマンゴーシュリンプ(全然知りませんでしたがコケを食べたら緑になりそう…)20匹を迎えました。


やっと立ち上げたと思ったら早速ピンチがやってきて、翌朝エビたちが底の方でじっとして動かないのを発見しました。
10リットルそこそこの水量でかつ水中ポンプ式の底面濾過でほとんど波立てずにこれだけの生体を収容すると、日淡水草水槽から持ってきた飼育水中のバクテリアの呼吸も重なってあっという間に酸欠になるようですね。
結局エアポンプのチューブをパイプに突っ込んでエアレーションしています。

当初の狙いの手間のかからないシステムには程遠くなってしまいました。