タナゴとともに…

タナゴを中心とした日本産淡水魚の混泳飼育日誌を書いています

殺菌灯

病気療養中のブリストル朱文金ですが、峠を越したというか少し元気になってきました。


3匹とも鰭をピンと張るようになってきました。
今日ピントが合ったのはこの子です。
この子は口の中が腫れてしまったみたいで、口が全部閉じない状態になってしまい、底に落ちた餌を食べるのが不自由そうなのですが、だいぶ調子が戻ってきたようです。


今日は殺菌灯のお題です。
7ヶ月前にオーバフロー水槽を導入してから水草は底床がこなれてくるまで小康状態で追加も撤去もしない状態が続き、器具類は大きな投資をしたばかりなのでさすがに慎んでいたので、ある程度水質が安定してしまうと、特にショップへ行く必要もなく、仕事が忙しいのも重なってアクアに対するモチベーションが下がった時期もありました。
器具といえば、海水魚水槽のサンプに設置しているプロテインスキマーを見て、我が家の日淡水槽に使えないものかと真剣に考えた時期もありました。
単に無知なだけといえばその通りなのですが、たんぱく質を分解される前に取り除いてしまおうという考え方がすごいなぁと思って海水魚の本を1冊買って読んでみたりもしました。
淡水ではスキマーの決め手となる微細な泡が発生しないから使えないんですね。
実は殺菌灯にもたんぱく質を分解というか破壊する効果があるようです。
というわけで、これを理由に殺菌灯を導入しようと思ったわけです。
最近は魚も病気に罹らないし、アオコが異常発生するわけでもないので、現状の水槽内の生態系のバランスを崩すリスクは十分承知ですが、殺菌灯の導入に踏み切りました。

今はどこのショップもセールの期間中ではないかと思いますが、カミハタのターボツイスト6x18Wとエーハイムの16/22のホースを買いました。
残りのテトラの12/16ホースとジェックスのイーロカPF−700は元々家にあったもので、急遽使うことになりました。
というのも、エーハイムの1260のポンプから本水槽への配管の途中に殺菌灯を挿入するのがセオリーなのですが、塩ビの配管やホースのつなぎなど時間をかけてゆっくり作業しないと後で痛い目に遭いそうな気がしたので、濾過槽内でポンプとCO添加用ストーン以外に何も入っていないポンプ室を殺菌槽とすることにしました。


実際に殺菌灯本体の取り付けはランプ交換の作業性を考えて、キャビネット天井の中央手前に取り付けてホースを殺菌槽へ、


殺菌槽の中はイーロカのモータヘッドだけを設置し、ホースを接続しています。
ここでイーロカのホースコネクタは12/16となっていてうまく接続できないので、テトラのホースをジョイント代わりに使ってみました。
最後に、今回のように殺菌灯を水平に取り付ける場合は、通水し始めた後に一度殺菌灯の排水口を上にして中の空気を出してあげないと空気が残ったままとなり、樹脂の劣化が早まるそうなので気をつけてくださいね。

久しぶりのクリプト

日淡水草水槽で植えた水草のうち、葉が枯れてしまったけどそのまま放ってあるものが2つありました。
ひとつはアポノゲドン・ウルバセウス、もうひとつはレッドタイガーロータスです。
両方とも駄目かなぁと諦めていましたが、何気なくその場所を覗いてみると…


どうしてもピントが上手く合わずこんな写真ですが、なんと新芽が出てきました。
待った甲斐があったというか、結構うれしかったです。


最近は休日にもショップに行く機会が得られず、買う物がなくても器具や金魚などを見るのが楽しみなだけに、かなりへこんでいましたが、金魚のえさもなくなりそうだったので、久しぶりにチャームさんで買うことにしました。
最近沈下性の餌にこだわってますので、こんな餌にしてみました。

さーっと沈んでくれるといいのですが。
また、august999さんに頂いて以来、半年間水草を何も追加せずにきたので、久しぶりに追加してみようかということで、試していないクリプトを頼んでみました。


上は、ディナリー社のクリプトコリネ・spec.インドネシア、下の丸葉のものがクリプトコリネ・ウェンティ・トロピカです。
トロピカはウェンティなのにけっこう丸葉なんですね。
水上葉かな?
丸葉はポンテデフォリアで結構苦戦しているのでチャレンジですが、ウェンティなので大丈夫かなと思っています。
spec.インドネシアはまったくのチャレンジです。ファーム物なので上手く育つといいのですが。

一難去ってまた二難!?

本日は我が家の魚たちの近況を…
まず、餌の与え方を工夫したギンブナのその後ですが、


ちょっと分かり辛いですが、痩せ始めていた肩の周辺もすっかり元に戻ってきてちょっと一安心といった感じです。
これで一難去って、めでたしめでたしとなれば良かったのですが、別の一難が…

泳ぎが速くてピントが合っていませんが、オイカワ3匹のうち、2匹が尻鰭のあたりで背骨が曲がった状態になってしまいました。
よく「背曲がり」といわれる症状です。
以前ご紹介した家庭水族館という本の中には、脊髄の湾曲の原因として、マグネシウム必須アミノ酸・リンの欠乏が考えられると書いてあります。
要は栄養失調です。
確かにプロホースのパイプを通して餌を与えるため、沈下性の高い餌が必要なので偏っていたかもしれません。
また、もうひとつ考えられる原因として、オイカワの遊泳力・ジャンプ力があります。
普段、照明を点灯しているときは水槽に近づいても餌欲しさにまるで金魚のように集まってくるくらいですが、消灯中はかなり警戒して水槽の奥へ隠れてしまいます。
大勢のように隠れるだけならいいのですが、オイカワは持ち前の遊泳力とジャンプ力を活かして水槽からの脱出を図ります。
こうならないように気を付けているのですが、最近2度ほどガラス蓋へぶつかる鈍い音をさせてしまいました。
http://heavens-door-yuki.cocolog-nifty.com/blog/yukiさんにもアドバイスいただいていたことなのですが、これから水槽を設置される方は、なるべく魚にストレスを与えない設置場所を考えてあげましょう。


さらに別の一難も我が家にはやってきています。
それはブリストル朱文金の稚魚に来てしまいました。

水が黄色いのはグリーンFゴールド顆粒による薬浴をしているためです。
症状は3匹3様で透明鱗の写真右側の方が唇の腫れ、もう1匹の透明鱗が鰭の裂け、そして退色の起こらないおチビさんが糞詰まりです。
とりあえず薬浴の効果で、透明鱗の方は少し落ち着いていますが、もうひとつの対策としてココア浴ならぬココアの口径投与にチャレンジしてみました。
これは先日リンクさせていただいたhovering days.のcheepappaさんに教わった方法で、餌の周りにココアをコーティングするものです。
稚魚のため大きな餌が使えないのですが、稚魚用の顆粒状の餌を湿らせてからココアパウダーをまぶして与えてみました。
あせって乾燥させずに与えてしまったのが原因でココアパウダーと餌が多少分離してしまいましたが、多少はココアも食べてくれたかなという感じです。
次はcheepappaさんに教えていただいたとおり乾燥させてみたいと思います。

上見

昨晩3週間ぶりに各水槽の水換えができました。
仕事上の大切な会議が昨日終わって、調子に乗って明け方まで作業したのでかなり眠いです。
ところで、今まで水槽の写真を撮るときは水槽正面か、水槽と同じ高さで斜めから、もしくは床に座って見上げた感じが多かったように思えます。


(例えばこのような感じ)
しかしながら実際には上から見下ろす上見が結構ありますね。
特に、OF水槽は金魚水槽よりも水槽位置が低いため、よりその傾向があります。
結果的にですが、金魚水槽はスリムタイプで奥行きがないので横見向きですし、金魚自体も横見で楽しめる種類を選択しています。
ただ、OF水槽も我が家の場合は吊り下げ照明ではないし、飛び出し防止のためガラス蓋をしていますので、正直水面からは見えません。
実際は斜め上見とでもいうのでしょうか?

奥行きがあるので川面から覗き込んでる感じがして結構好きです。
川といえば、ひとつ大きな夢がありまして、水槽を設置している部屋の壁に水槽に注ぎ込むような川と川を挟む森と後ろに聳え立つ山が描いてある絵を飾ることです(今はこんなちっちゃい絵です)。

この間油絵であったのですが、とても私が手を出せる金額じゃありませんでした。

形勢逆転

我が家の水槽はどれも冬場でも22,3℃、春先から水温がずっと27℃位を推移しているのでオイカワが多少婚姻色を出している程度で、タナゴ・モロコは変化なく、金魚もまったくそれらしい行動を見せず、季節感がまったくないところがどうしたものかと…
ただ、魚たちはとても活発です。
以前に転覆しかけた琉金も完全に沈下性の餌しかあげなくなった効果があったのかは分かりませんが、今はその気配もなく日淡魚を含めて1日2回きっちり餌を与えています。
そのせいもあって水の汚れが早くなっています。
OF水槽においてはウールマットの交換、金魚水槽においては外部フィルターのプレフィルターの洗浄が2週に1度では間に合わなくなっています。
もう少しまめにメンテナンスしないと。


今日のタイトルはベランダに設置しているミジンコ水槽の話です。
1ヶ月前に採取してきたミジンコたちですが、ブリストル朱文金が毎日たらふく食べられるまで増える勢いがあるわけではないので、最初の1週間以降は単なるミジンコ飼育になっています。
一口にミジンコといっても色々種類がいるわけで、我が家のミジンコ水槽内には2種類確認できます。
それはミジンコとカイミジンコです。
採取時はミジンコが99%でカイミジンコが1%でしたが、最近すっかり逆転してしまいました。
逆転どころかカイミジンコが90%以上です。


環境の急変によってミジンコは休眠卵となっているのか、はたまた絶滅しかかっているのか…
ちなみに環境は、最初のままでケト土一袋と赤玉土一握りに流木1本、バリスネリア・スピラリス数本です。
エアレーションはなしで、バリスネリアの光合成にお任せです。
バリスネリアはaugust999さんに頂いたものですが、このような環境でもランナー出し始めています。
おそるべし、バリスネリアです。
もう少しミジンコとカイミジンコの勢力争いを見守りたいと思います。

散歩

姪っ子がメダカを飼うという話を聞きました。
我が家のいらなくなった道具を譲るつもりでいましたが、肝心の水槽(以前ショップのコンテストで貰ったもので初めて開梱したのに…)が割れており断念しました。
聞くとベランダに設置ということで睡蓮鉢を薦めたいところですが、姪っ子のメダカ観察という目的からするとプラケあたりがいいのかもしれませんね。


話は突然変わりますが、先週末日光へ一泊旅行へ行ってきました。
日光へは2年ぶりですが、泊まったところは一昨年と同様、老舗の日光金谷ホテルです。
私は2度目ですが、朝の散歩を非常に楽しみにしておりました。
本来であれば、大黒山の散策路や大谷川(だいやがわ)の散策路などが楽しめそうなのですが、前回は雨で駄目でした。
今回は…幸い傘をさす必要はないもののやはり雨でした(子供を二人連れて行く自信がありませんでした)。
というわけで、前回同様、各散策路への入り口がある、ホテル裏手の駐車場までの散歩となりました。


とは言っても、しっとりとした木陰の地面に目を向けると、蘚苔類やシダ類が勢い良く繁茂していて、「家で再現したい…」という、強烈な欲求に駆られましたが、もう我が家にはテラリウムがありませんでした。
というわけで、携帯カメラではありますが、様子を少々…



また、金魚が泳ぐホテル正面の池も非常に整備されており、


ものすごく大きな流木レイアウトです。
レイアウトを管理されている方にお目に掛かりたいと思った散歩でした。

2周年

先日の餌やりですが順調に続けています。
逆に上層のアカヒレグッピーにも気を使う必要が出てきましたが、均等な餌やりとしてはだいぶ改善したかなと。
上層用には緩沈降性の餌を、底物用にはプレコフードを久しぶりに与えてみました。


例のオイカワが逆に入り込めないくらいです。


ついでに写真をパシャパシャと撮っていたらこんな写真が撮れました。

この場所は底砂掃除をサボっている場所なので、目詰まりの気配が…
本当はこんな端っこまでしないのでしょうが、パワーサンドの変わりに仕込んだ園芸用軽石が見えています。
あと、境にある黒いのは園芸用の鉢底ネットです。
サイズが1m×50cmというのがホームセンターで売られていたのを見つけ、即衝動買いしてしまいましたが、長期維持を狙っての作戦ですが、今のところ混じっていないようです。
そういえば、GRASSY AQUAのh_ahliさんも同じ事をしていましたので、間違ってなかったんだと少し自信がついたのを思い出します。
あと、2本ほど根っこが軽石ゾーンへ…
おそらくエキノドルス・レッドスペシャルのものではないかと。
これでもう抜くことができなくなりました。


話は突然変わりますが、今月末でブログ2周年になります。
一応、今までの足跡として、数値を残しておくと(2008/6/20 0:03現在、括弧内は5月)、

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日淡といっても完全なフィールド派というわけでもなく、水草水槽といっても地味な陰性水草専門のこんなブログを暖かく見守っていただき本当にありがとうございます。
周囲にアクアリウムをする人がいない中、このようなブログのつながりはいつも綺麗に維持したいというモチベーションに欠くことができなくなっています。
週に1回くらいの更新ペースはあまり変わらないと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。