タナゴとともに…

タナゴを中心とした日本産淡水魚の混泳飼育日誌を書いています

一難去ってまた二難!?

本日は我が家の魚たちの近況を…
まず、餌の与え方を工夫したギンブナのその後ですが、


ちょっと分かり辛いですが、痩せ始めていた肩の周辺もすっかり元に戻ってきてちょっと一安心といった感じです。
これで一難去って、めでたしめでたしとなれば良かったのですが、別の一難が…

泳ぎが速くてピントが合っていませんが、オイカワ3匹のうち、2匹が尻鰭のあたりで背骨が曲がった状態になってしまいました。
よく「背曲がり」といわれる症状です。
以前ご紹介した家庭水族館という本の中には、脊髄の湾曲の原因として、マグネシウム必須アミノ酸・リンの欠乏が考えられると書いてあります。
要は栄養失調です。
確かにプロホースのパイプを通して餌を与えるため、沈下性の高い餌が必要なので偏っていたかもしれません。
また、もうひとつ考えられる原因として、オイカワの遊泳力・ジャンプ力があります。
普段、照明を点灯しているときは水槽に近づいても餌欲しさにまるで金魚のように集まってくるくらいですが、消灯中はかなり警戒して水槽の奥へ隠れてしまいます。
大勢のように隠れるだけならいいのですが、オイカワは持ち前の遊泳力とジャンプ力を活かして水槽からの脱出を図ります。
こうならないように気を付けているのですが、最近2度ほどガラス蓋へぶつかる鈍い音をさせてしまいました。
http://heavens-door-yuki.cocolog-nifty.com/blog/yukiさんにもアドバイスいただいていたことなのですが、これから水槽を設置される方は、なるべく魚にストレスを与えない設置場所を考えてあげましょう。


さらに別の一難も我が家にはやってきています。
それはブリストル朱文金の稚魚に来てしまいました。

水が黄色いのはグリーンFゴールド顆粒による薬浴をしているためです。
症状は3匹3様で透明鱗の写真右側の方が唇の腫れ、もう1匹の透明鱗が鰭の裂け、そして退色の起こらないおチビさんが糞詰まりです。
とりあえず薬浴の効果で、透明鱗の方は少し落ち着いていますが、もうひとつの対策としてココア浴ならぬココアの口径投与にチャレンジしてみました。
これは先日リンクさせていただいたhovering days.のcheepappaさんに教わった方法で、餌の周りにココアをコーティングするものです。
稚魚のため大きな餌が使えないのですが、稚魚用の顆粒状の餌を湿らせてからココアパウダーをまぶして与えてみました。
あせって乾燥させずに与えてしまったのが原因でココアパウダーと餌が多少分離してしまいましたが、多少はココアも食べてくれたかなという感じです。
次はcheepappaさんに教えていただいたとおり乾燥させてみたいと思います。