タナゴとともに…

タナゴを中心とした日本産淡水魚の混泳飼育日誌を書いています

餌の与え方

この週末にやっと3週間ぶりに水換え以外のしっかりとしたメンテナンスをすることができました。
やっぱり、底砂掃除などをせずに水換えだけでつなごうとしてもうまくいかないものです。


生体は夏場より今ぐらいのほうが絶好調といった感じですが、4月末に1/3くらいトリミングしてシダ病にならないようにしていた金魚水槽のミクロソリウム(写真左)が、黒透明な感じではないのでシダ病ではないと思いますが、黒く濃いシミが一部の葉に出てしまったので、写真右のように底床付近の葉を中心にばっさりと切ってしまいました。
昨年までこのミクロソリウムは日淡水草水槽にいたのですが、今年は金魚水槽なので水の傷みも早く、葉の密度も増しているのでシダ病が心配です。


一方、絶好調な生体の方はというと…

まず、金魚水槽の丸手カルテットです。
まさに底なしの胃袋って、金魚に胃袋はありませんが、よく食べること食べること。
川魚も与えただけ食べてしまいますが、金魚は次元が違いますね。
最近、朝晩2回の給餌をしていることもあって小赤も含めてひとまわり大きくなりました。


次に日淡水草水槽での最近の一番の成長株というと…

イカワです。
日本産淡水魚が軒並み生息数が減る昨今、河川改修の影響で川の流れが均一に平坦化した結果、唯一生息数が伸びている魚種らしいです。
私が子供のころ初めて釣った記念すべき魚でもあります。
去年我が家に来たときはオスメスの区別もつきませんでしたが、ここ1ヶ月くらいでこの1匹だけが尻鰭が伸長し、婚姻色と追星も出てきました。


逆に最近ピンチなのがギンブナです。

少し痩せてきてしまいました。
水槽でも基本的に底生で、中層から上層に上がってこないため、いくら沈下性の餌を与えても先ほどのオイカワやタナゴたちに先に食べられてしまうのが原因かなと。
以前から餌の与え方には悩んでいて、現在はかなり沈下スピードの速い餌にしていますが、それでもギンブナには足りないようです。
そんなわけで、ここ2,3日は下の写真のような方法で餌を与えてみています。


水作プロホースを使って底床付近まで一気に餌を運ぶ方法です。
底床付近での餌獲りの争いが激しくなっていますが、ちゃんとギンブナも参加しているのでもうしばらく試してみたいと思います。