タナゴとともに…

タナゴを中心とした日本産淡水魚の混泳飼育日誌を書いています

大型水槽選定についての悩み

先月の日記にも書きましたが、現状の90cmスリム水槽でクリプトを育てようとすると、私のセンスと技量では畑水槽になってしまうため、大型水槽への憧れが日に日に強くなっている今日この頃です。
今の水槽は水量こそ60cm規格水槽と同じですが、幅は一応90cmあるので水槽を買い足すのであれば、ワンランク上の120cmかなと思い前回の日記では書きました。
思うだけなら自由だったのでいいのですが、具体的にどうするかという段階に入ると遅々として進みません。
小型水槽のように「ごめん、買っちゃった」じゃ済みませんからね。


具体的に何に悩んでいるかと言いますと、水槽サイズと濾過方式というかなり根本的な部分で悩んでいます。
濾過方式って水草するのに外部式濾過以外に選択肢があるのかとお思いになる方もいらっしゃると思いますが、実はオーバーフロー式にするかどうかで悩んでいます。
アクアプランツという年刊誌にオランダやドイツの水草水槽が取り上げられています。
濾過方式には外部式濾過ももちろん使われていますが、水槽サイズが日本とは較べられないくらい大きいので(180cm〜240cmが多く、150cmだとかなり小型水槽)、オーバーフロー式濾過も普通に使われています。
中でも特筆は、特注水槽でサイドからオーバーフローさせて下部の濾過槽まではドライ式で、濾過槽ではウェット式、COはpHを自動測定しながら濃度を自動調整し、おまけに数段階に分けた自動調光と雨まで降らせるレインシステム、当然濾過槽の上にある蛇口から調温されたRO水が出る仕組みとシステマチック!(詳しくはアクアプランツNo2,3をお読みください)
私の心は奪われているのでした。


ただし、日本ではオーバーフロー式濾過はCOを逃がしてしまうという理由で水草水槽には不向きで、海水魚・大型淡水魚用と決め付けられている感があります。


しかしながらこの分野にもちゃんと先人はおられます。

  • よしをのホームページのよしをさんはサイドオーバーフローでドライ濾過タワーまで実践されていらっしゃいます。
  • HEAVENS DOOR 〜天国への扉〜yukiさんはADAシステムでオーバーフロー水草水槽を実現されていらっしゃいます。
  • そのADAの天野さんは自宅の4m水槽がオーバーフロー式濾過ですね。

ということでオーバーフローでもできなくは無いんだと変な自信だけついたのですが、ここで別の問題が。

  • 妻から店頭のオーバーフローシステム(海水)を見て「汚い・うるさい・高価」だと言われてしまいました(塩ダレ、扉全開状態、海水魚用フルセット…見せた例が悪かった…)
  • やはり、オーバーフローシステムを一から立ち上げると初期投資がかかる(今までに投資した額くらい)。
  • 120cmが理想だが、120cmになると水槽・水槽台など選択の幅が一気に狭くなる。
  • 水槽本数は現状の3本(本当は2本)の約束なのでこれ以上増やせず、できれば90cmスリム水槽は残したいのでそうすると全て一揃えしなければならない。

結局一ヶ月悩んでも全然決められないのでありました。


結論が出ない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
今週あたりきれいなレイアウトをしているお店にいってみたいです。