タナゴとともに…

タナゴを中心とした日本産淡水魚の混泳飼育日誌を書いています

家庭水族館

はじめに、掲題とは関係ないことから。
今まで、ずっとブログに貼り付けた写真が拡大できない状態が続いていましたが、原因が判明しました(多分)。
ほんとに初歩的なミスですが、写真ははてなフォトライフのフォルダ内に保存してパブリック(公開)設定にしていましたが、大元のフォトライフをパブリック設定にしないと見れなかったようです。
何度か大きな画面で見たいというメッセージをいただきながら今まで改善できずに申し訳ございませんでした。


試しに2代目レイアウト(今年6月)とマイナーチェンジ後(今月)の写真を載せました。
もし、クリックしても写真が拡大されない場合はご一報ください。


それでは本題に戻ります。



右の雑誌はたまたま立ち寄った古本屋で見つけたNHK趣味百貨のテキストです。
現在でもNHK教育テレビの趣味悠々などで同様の番組が放送されているかもしれません。
放映は1993年7〜9月で、今から14年前のアクア事情が分かるかと思い購入しました。
講師は「さかな大図鑑」や「日本産魚類大図鑑」の荒賀忠一さんと、「グッピーの飼い方・育て方」やアクアート、世界水草レイアウトコンテスト審査員の山田洋さんです。
内容は大別して、

といった感じで、広く浅くなるのは致し方ないでしょう。


採取については当時も日淡魚は減少傾向であったらしく、「乱獲しない」が強調されています。
飼育については14年前なので当然のごとくメタハラ・ソイルはないため、蛍光灯+大磯や珪砂から選択する形になります。
驚いたのは、外掛けフィルターが当時もあったのですね。


全体を通して気になったのがpH調整剤の使用が目立つことです。
現在の私の認識だとpHのベースとしてソイルやピートやサンゴ砂などで弱酸性や弱アルカリ性に振り、変動要素として生物濾過やCO添加などがあり、微調整として換水やカキ殻や最後にpH調整剤があるのかなという感じです。
これは私の飼育魚種・水草が弱酸性〜弱アルカリ性といったほぼ中性で飼育できるため、生物濾過が進む中で飼育水が酸性に傾くのを中性付近に戻すことをしているからだと思います。
現在でも酸性で軟水をキープしなければならない魚種・水草の飼育の場合はpH調整剤を毎度の換水時に使用するのでしょうが、テキストの中ではpHを下げるのも上げるのも微調整も全てpH調整剤を使用するようにも取れる内容です(はじめにピートは使っていますが…)。
おそらく、大磯や珪砂のみの当時ではpHを自然に弱酸性にする術が無かったのでしょう。


こうやって、当時を知るのは、私のアクア空白の20年を埋めれるような気がして結構好きですね。